反日教育、特定の国に対して憎悪を植え付ける教育は子孫が苦しむ

Record Chinaからの記事。

彼女は留学期間に日本人男性と知り合い、数日前に結婚。現在は中国に住んでいるという。彼女は結婚後に友人や知り合いにグループチャットで報告したが、その際に「売国奴」とののしられてしまった。原因は日本人男性に嫁いだというだけのことだ。

現代において国際結婚は珍しいことではなくなった。芸能人だって国際カップルは少なくない。一方で、ネットでは外国人に嫁いだ人をののしり、外国人をめとると称賛される傾向が依然としてある。

抜粋元:https://news.infoseek.co.jp/article/recordchina_RC_195069/

若い中国人女性が日本人男性と結婚すると売国奴と罵られるそうです。
記事を見ると、ふたりとも20代半ばのカップルだと思われます。年の差婚のようにカネ目当て、国籍目当てではないぶん健全だと思われます。中国人女性と留学中に知り合い愛を育んだ。こんな話はどこにでもある話です。

問題は日本人男性と結婚すると罵られると言うこと。記事では戦争世代は日本人に対して偏見があってもおかしくはないけれども、若い世代が日本人男性と結婚した中国人女性女性を売国奴と罵るのはおかしいと指摘しています。

これは何らおかしくない現象だと思います。

まず、戦争世代は日本人を恨んで当然だけれども、若い世代が未だに日本人を恨んだり偏見を持つのがおかしいとの意見―これが間違っています。

結論から先にいいますと、中国人の若い世代の方が反日家であります。

現代の反日家が大量生産された経緯

反日教育が始まったのが1994年から。江沢民時代です。
毛沢東、鄧小平の世代は国共内戦、大躍進や文化大革命で血みどろ状態。明けても暮れても黄巾の乱でしたし、一段落して改革開放路線を敷きましたが、日本を敵に回してはまともな発展も出来ないことから、反日教育などせずむしろ日中友好路線へと舵をとりました。

鄧小平時代に天安門事件が起こったのが1989年です。学生を大量に虐殺し国際的批判を浴びましたが、我が国の公共放送NHKは「天安門事件などなかった」と認めませんでした。国際的に孤立を深めた中国は、日本に擦り寄ります。当時の我が国は今以上に媚中派議員の媚中ぶりが激しく、中国を擁護する輩も非常に多く、今上陛下に対して中国を是非ご訪問なさるよう強く勧めました。

2600年以上の歴史を持つ我が国の天皇陛下が中国をご訪問された。
天皇陛下が訪中に関してどのようなご意思をお持ちだったか測りかねますが、国会議員たちから強く要望されたら、お立場上無碍にお断り出来ないのが我が国の天皇陛下です。

孤立をしまくっていた中国にとってこれほどありがたいことはない。表面上、中国は日本に感謝をしたようですが…問題はここからです。

天皇陛下による訪中がありましたが、それでも中国は国際的にもまだ浮いたままです。少しでも中国以外に国際社会の矛先を向けたい。それよりも大事なことは国内の人民たちの目を国外に向けさせたいと考えたのです。

そこで南京大虐殺なる虚構を持ち出し、更にでっち上げの日本侵略の歴史を捏造しました。鄧小平から江沢民へとバトンが渡され、江沢民は国共内戦などで何の功績もない男どころか、父親は日本軍と友好関係であった汪兆銘政権の南京政府で特務として働いていました。

彼が戸籍をロンダリングしたことはさておき、中国人から見ると真っ先に非難されそうな血筋の人間です。こんな人間がリーダーになり、自分を正当化するには反日を強力アピールするしかないんですね。

という訳で中国国内では反日教育がスタート。これが1994年から。
国外では、アメリカやカナダを中心に南京大虐殺なる虚構を吹聴。記念館や碑を作ったりして日本を批判。この頃からですよ。アイリス・チャンに南京大虐殺に関する本を書くように命じたのは。

長くなりました。

未来の子孫たちを苦しませるのが憎悪教育

戦争世代と言うのは、割りと親日的な人が多いものです。共産党や国民党、その他の軍閥が当時の支那良民たちを苦しめ、軍規の厳しい日本軍が彼らを駆逐して支那良民を救済したのは当時の一次資料や新聞記事、軍の記録を見れば明らかです。

当然日本軍と闘った者たちは日本を恨むでしょうが、軍人よりも民衆の方が多いわけで、日本軍が都市を占領するとインフラが整い、医療機関が整備され、学校が出来る。水間政憲先生の書籍をご覧になれば一目瞭然です。

逆に若い世代はどうでしょうか?

中国人で70年代以降に生まれた人達は反日教育をどっぷりと受けています。特定の国に対して憎悪を植え付ける教育は絶対に間違っていますし、百歩譲って真実の歴史ならともかく、大半が捏造であり、自分たちの悪行をすべて日本軍のせいにするというとんでもない教育です。

ネジ曲がった根性、自分の悪行は人のせいにすればよい、他人の善行は自分のものにすれば良い。彼らは捏造歴史を学ぶと同時に、上記のような行動を歴史に学んで社会に活かす(悪用)するのです。

若い世代ほど反日家が多い。これは当たり前なんですね。また、50年代、60年代生まれも学校で反日教育を受けていないとは言え、マスコミで憎日番組を垂れ流し、自分の子供達の歴史教科書を見たら「私の両親や祖父母は悪くないと言っていたけど…やっぱり日本軍は悪かったんだ」となるのでしょうな。
だから、今になって日中の若者が苦しんでいる。日本は別に苦しんでいませんけど…。日本に留学したり、日本人と結婚する際、大なり小なり周囲から意見される。偏見の目で見られる。

「私を売国奴扱いする人達はなんて酷いの!」

と、思うかもしれません。でも、この怒りはぜひとも現在の中共政府に向けるべきですね。「あんたたちの間違った教育のせいで日本人と交流しづらい!」と。

中国人が日本人と結婚となると大変ですね。

日本人男性はそんな時どうすれば?

何もしなくて良いと思いますし、気にする必要もないでしょう。例え、中国人の彼女の家族や友人が彼女を売国奴と罵り、家族から勘当され、友人からは絶交を突きつけられたとしてもです。そもそも、日本人男性と結婚するくらいで、そこまでする家族は無いでしょう。むしろ、自分の身内が日本人と結婚した。何か利益を得られると考え始めるのが彼らでしょう。

もしも、絶縁されたとしたら日本人男性にとっては気軽です。僥倖と言ってもよい。家族の面倒やしがらみがなくなり、あくまで彼女との愛に生きられるからです。