ビジネスシーンで日本人ぽくなったなと感じる時
日本に長期滞在していると行動も変わってくる。
中国人が日本で長期的にビジネスをしていると、習慣や行動がかなり変わってきます。
先日の記事
日本人ぽくなったな~と感じるのは、ビジネスシーンにおいてもです。
日本の会社に勤めている中国人と、中国で勤めている中国人とでは全く仕事における態度が違う(表面上は)…と驚く人もいるのではないでしょうか?
相手の意見を聞いてから自分の意見を言うようになる
中国では自分の意見がまず第一、一番大事です。
自己主張が強く、他人が発言中でも更に大きな声を張り上げておっかぶせていくのが彼らのスタイル。
基本は変わりませんが、在日歴が長く日本でビジネスをしている人であれば、ある程度他人の意見を聞いてから自分の意見を述べる人が多いですね。それでも、会議が進んでくると相手の話を遮るようになるので、会議の前半部分は日本のマナーを守ろうとしているのは感じられます。
日本に来てから相手の意見に多少寄り添えるようになった中国人は少なく無いと思います。
最後に地はでるけど…。
残業を断れなくなった…
私が中国に駐在していたとき、現地職員は終業時間の数分前からソワソワし始め、2分前には帰宅準備はバッチリ。終業となったら一斉に退勤。これが中国での中国人の姿でした。
しかし、日本で働いている中国人は言われもしないのに定時を過ぎてもダラダラ残っている人は少なくない。残業代がもらえなくても、30分くらい残っている人がかなりいます。
上司から残業を指示されれば、文句も言わずに残業をする。
たとえ定時後に約束があっても、残業をしている同僚たちに申し訳ないのか、すぐに帰らずに自分も残業してしまう…中国人も変わってしまうものですね。
「お疲れ様です」の一言が口癖になる
「お疲れ様でーす!」
中国では全くと言ってよいほど口にしない一言。
確かに中国で「辛苦你了」と言いますが、相手が本当に大変だったときにかけるいたわりの言葉であり、ちょっと仕事が終わって疲れているときにはあまり使わないですね。
ところが、日本では日常的に使っているためか、久々に再会する相手にも「お疲れ様」と挨拶している人がいかに多いか…。
疲れていないのになんで「おつかれ」っていうの?
と質問されたことがありますが、日本で暮らしているうちにこれは「ただの挨拶だ」と思うようになります。言われても決して不愉快な言葉ではないので、多用している中国人は多いですね。